近隣国の現状 - インドネシア ①
ASEAN近隣国の現状
インドネシアの製造業の現状 「絶望的なインフラの整備状況」
最終更新日 : 2014年02月
最終更新日 : 2014年02月

さて、インドネシアを実際に見てきた感想であるが、実は、筆者は2013年は8回インドネシアに出張し、それぞれ1週間ほど現地に滞在して、主に製造業の企業さんに対しての営業活動や、 現地の拠点立ち上げの為に、コンサル、人材紹介、そして、展示会などに足を運んだのだが、非常に有望な市場である事は疑いようも無いが、それに反して悲惨なのがインフラである。 普段はタイに住んでいる為、多少の渋滞は致し方ない、と思っているのだが、そのタイ在住者ですらウンザリさせられる渋滞。


こうした通勤時間の問題だけでなく、当然、物流にも大きな影響が出るのは必然で、阪急阪神エクスプレスの担当者に話を伺うとその担当者さんは、以前タイにも駐在していた事があるが、 タイではトラックが4往復出来たのがインドネシアでは1往復しか出来ず商売にならない、とこぼしていた。では、何故、インドネシアに進出をされたのですか? と伺うと、どうしてもASEAN諸国のネットワークがある事で物流業が出来るとの事で、インフラ事情には目を瞑って進出したとの事。確かにそう言った事情であれば、進出も頷けるが、 高速道路を見る限りでは、高架にして渋滞改善を図る事もなく、平行して高速を作ったりする事もなく、インフラの改善は遅々として進まない。他にも、散発的な停電、ジャカルタ市内の洪水、 インターネットなどの通信状況もあまり良いとは言えず、そう言った点に注意が必要である。只、インフラ整備が遅いと言う面ではベトナムも負けず劣らず、遅く、空港や、港、 高速道路の整備も殆ど進んでいない。
インフラ開発の速度の図式 タイ >>> インドネシア = ベトナム
インフラに関しては、インドネシアに進出するのであれば、
それをよく考えてからの進出をオススメしたい。
インフラ開発の速度の図式 タイ >>> インドネシア = ベトナム
インフラに関しては、インドネシアに進出するのであれば、
それをよく考えてからの進出をオススメしたい。