近隣国の現状 - ベトナム・ホーチミン
ASEAN近隣国の現状
ベトナム・ホーチミンの現状「ドンガメなスピード感」
最終更新日 : 2014年07月
最終更新日 : 2014年07月

ベトナムは、ASEANの中で勢いのある地域で進出を考えるのであれば、とても興味深い地域であるが、人口は9000万人おり若年層が豊富で人口ボーナス的な伸びが期待出来る地域である。 首都はハノイで、南にホーチミンと2つの大都市を抱えているが、北と南ではベトナム人同士でも、忌み嫌う所があり、ホーチミンに住んでいるベトナム人が北に行くと、ぼったくられたりするなど、 同じベトナム人でも余所者排除は当たり前で、ましてや外国人など良い鴨として見ていないようである。事実、筆者が日本人同士で山羊肉の焼肉屋に行った所、倍以上にぼったくられた。 (後日、ベトナム人と一緒に行った時に、相当ボラれた事に気付いた)なので、ベトナムで買い物をする際には、相手の言い値から先ずは8割引き位の金額で交渉して、 価格を調整して再度の最後に「やっぱり買うのを止めた」と言って相手が「まった」を掛けてきたら、まだ、相手に利益が有り引き止めなかったらそこが損益分岐点だとわかる。 それを持って交渉に当たれば、適価で取引が出来るだろう。(但し、何故かベトナムは冷やかし厳禁で、冷やかしだと相手に思われると次に行っても売ってくれなくなる) そんな傾向がビジネスでも感じられ、特に目先の事しか見えておらず、大局的な見地から物事を考えるのが苦手のようである。


実需も少なく、年間10万台程度の販売台数であるベトナムでは先のインフラ整備の遅れもあり、飽く迄もベトナム人のペースで進めていきたいのであろうが、ASEAN諸国に、 多数のライバルが居る現在、厳しい事をは言うまでもない。